【米国高配当ETF】SPYDの買うタイミングと特徴について考察

SPYDの買うタイミングと特徴について考察 投資信託・ETF

米国高配当ETFの一角であるSPYDの特徴と買うとしたらいつ買うべきなのかタイミングについて分析していこうと思います。

SPYDは2020年7月30日時点で価格は$28.32、利回りは約6%となっています。かなり高利回りですね。

一般的に高配当銘柄は成長性が低く市場からの期待値が低いか、減配のリスクがある銘柄が多く存在します。

SPYDのようなETFに関してはどうなのでしょうか。

SPYDの構成銘柄や特徴から考察していきます。

SPYDの概要

SPYDは正式名称を「SPDR Portfolio S&P 500 High」と呼び、日本語では「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」という名前になります。

運用会社はステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズという会社で、40年以上も各国政府や機関投資家に資産運用サービスを提供している歴史ある会社です。

歴史の浅いよくわからない会社が運用しているわけではないので安心ですね。

SPYDはS&P500高配当指数に連動するETF

SPYDはS&P500の高配当指数に概ね一致することを目指すETFです。

S&P500はアメリカの優良企業500社で構成される指数であり、過去何度も最高値を更新し続けてきた指数です。

そのS&P500からさらに高配当銘柄のみで構成したものがSPYDであり、高配当銘柄のみで構成された指数と連動することを目指したETFとなります。

S&P500に高配当指数というものはないので、SPYD独自の指数になりますね。

SPYDの基本情報

SPYDの基本情報をまとめるとこのようになります。(2020年7月30日時点での情報です。)

ETF正式名称SPDR Portfolio S&P 500 High
ティッカーSPYD
基準価格$28.32
基準通貨USD
純資産総額$2,492.12M
総経費率(年)0.07%
組入銘柄数61
配当利回り6.03%
分配頻度四半期ごと

高配当ETFなので気になるには分配金だと思いますが、四半期ごとに分配金が出されます。これまでの傾向からすると、1回あたりの分配金は$0.2~0.3になります。

1単元あたり日本円で約200~300円ですね。

分配金の利回りは6.03%なので、100万円を投資すれば税引前で年間6万300円のリターンが期待できます。

かなりリターンが高いですね。この利回りが続けば15年ほどで元本を回収できてしまいます。

SPYDの構成銘柄

SPYDの構成銘柄は不動産や金融といったセクターに偏りがあります。

SPYD構成比率

不動産や金融といったセクターは配当利回りが高い銘柄が数多くあるので、偏りがあるのは仕方ないところではあります。

ただ、不動産は景気に左右されるセクターですし、金融も日本ほどではないですが金利が抑えられているので少し厳しいかな、といった個人的な印象があります。

どのようなセクターや銘柄で構成されているかは、ETFや投資信託を購入するときは頭に入れておくことが大切です。

自分が何に投資しているかは最低限把握しておくべきだと思います。わかっていないといい情報も悪い情報も察知しづらくなりますからね。

SPYDの価格推移

高利回りのETFといってもETFなので日々値動きはあります。高配当と言っても値動きで元本の時価が減ってしまうと、資産が増えない期間が続くことになります。

2020年7月31日時点のSPYDのチャートはこのようになっています。

SPYDのチャート

コロナショックの前までは順調に推移していたチャートですが、コロナの影響で一気に$39から$24まで下がり、40%近い下落をしました。その後、値を若干戻し現在は$28となっています。

かなり厳しい状況が続いています。

SPYDはS&P500より暴落時の戻りが鈍い

高配当株は株価が下がったときの戻りが遅いのと同様に、SPYDもS&P500と比べて暴落時に株価の戻りがかなり鈍いです。

SPYDとS&P500の指数を比較すると明確です。

S&P500とSPYDの比較

2015年を0%としてSPYDとS&P500を比較したチャートです。

パフォーマンス自体もS&P500より悪いですが、暴落後の戻りを比較するとかなりの差が出ています。

S&P500は暴落後に数ヶ月で元の値に戻り、最高値にまたチャレンジしていますが、SPYDは未だにマイナス圏で推移しており、半分も戻っていません。

高配当銘柄という成長性が期待しづらい銘柄群なので、一度資金が抜けると戻るまでにかなり時間がかかりそうです。

S&P500はGAFAMなどの成長が期待される巨大企業やハイテクセクターの企業が多数あり、資金が集まりやすいのも差を広げる要因になっています。

このように高配当銘柄で構成されたSPYDは暴落が起こると価格を戻すのに多くの時間を要します。

投資での暴落は年に数回起こるものですし、大暴落も数年に1回は必ず来ます。そのようなときに戻りが遅いETFであることは頭に入れておいたほうがいいですね。

SPYDはいつ買うべきなのか

高配当ETFのSPYDは結局いつ買うのがいいのでしょうか。

ETFといっても個別銘柄の高配当株と似たようなものと考えていいでしょう。買うときはタイミングが大切です。

そして、タイミングは大きく2つあると私は考えています。

  • 市場が暴落したとき
  • 円高になったとき

順番に解説していきます。

暴落時に買う

一番わかりやすい買うタイミングが暴落時に買うということです。

高配当と言っても、市場が好調で指数が高い状態だと、どうしても利回りが下がってしまいます。

しかし、市場の暴落が起こったときは短期的に利回りが大幅に上昇します。

コロナショックのときも40%ほど指数が下がったため、直前まで利回りは4%程度でしたが、一気に7%ほどまで上昇しました。

この3%の差は長期的に見るとかなり大きなものになります。

もちろん、暴落のタイミングがわかれば苦労することはないですが、基本的に指数が大きく下がったときに買うというのがポイントです。

前日比で5%以上下げたときや、自分の取得単価を割ったときに少しずつ買い増ししていくと利回りを高く保つことができます。

ただ、この方法の弱点としてはほぼ確実に含み損を抱えることになるということです…….。

常に含み損に耐え、分配金をもらい続けることでいずれ元を取り返すというドMな投資方法になります。

指数が戻ってくれれば含み益になる可能性もありますが、かなり時間が必要になりそうです。

円高になったときに買う

SPYDは米国のETFです。そのため、必然的に為替の影響を受けます。

つまり5%円高になればSPYDの価格が変わらなくてでも5%ドル資産が減ります。

外国のETFを買うので為替の影響を受けることはある程度覚悟しなければいけませんが、出来る限り円高になっているときに買いたいですね。

例えばドル円が110円のときにSPYDを買ったとすると、ドル円が100円になった場合に10%近い資産が減ったことになります。

逆にドル円が100円のときにSPYDを買った場合、ドル円が110円になるとそれだけで10%資産が増えたことになります。

ただ、円高になったタイミングでちょうどよくSPYDが安くなっていることはほとんどないと思うので、円高になったときにとりあえず円をドルに変更しておくといいと思います。

ドルを用意しておいて、暴落したタイミングで買い付けると為替の含み益も狙うことが出来るのではないでしょうか。

円高のときのドル資産の準備をしておきましょう。

SPYDは高配当ETFだが買うタイミングが大事

SPYDは米国の高配当ETFですが、個別株と似たようなものなので買うタイミングによってパフォーマンスがかなり変わってきます。

大事なのは暴落時に買うこと、円高のときにドルを準備しておくことです。

タイミングを見計らって出来る限り高い利回りと出来れば含み益も得たいところですね。

タイミングを見計らうのが難しいと思う人は素直にS&P500の指数連動の投資信託を購入するのもありだと私は考えています。

自分の投資スタイルにあった投資方法を着々と進めていきましょう。

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