【ソフトバンク】株価分析。ヤフー・ラインなどの通信以外も強い

ソフトバンクの株価分析 日本株

ソフトバンクグループ(9984)の子会社こと通信キャリアの一角であるソフトバンク(9434)の株価分析です。

ソフトバンクといえば携帯キャリアの一角ですが、参加にヤフーを抱え、最近はLINEも傘下に加わることになりそうです。

NTTドコモ、KDDIと並んで3大キャリアと呼ばれていますが、ソフトバンクは3大キャリアの中で一番事業が多角化しています。

ヤフーやPayPayといった有名なサービスもソフトバンクの傘下ですし、最近ではLINEとZホールディングスの経営統合の話もあり、また事業が拡大しそうです。

そんな通信事業以外も拡大中のソフトバンクについて見ていきます。

ソフトバンクの業績推移

ソフトバンクはソフトバンクグループの子会社に当たります。

親会社のソフトバンクグループは携帯事業ではなく投資事業をメインに行なっており、ソフトバンクは携帯キャリアなどの通信事業がメインになります。

そんなソフトバンクの業績推移は以下のようになっています。

ソフトバンクの業績推移

百万円

年度売上高営業利益純利益1株益(円)
16. 33,410,595644,046399,52097.4
17. 33,483,056678,659441,189107.5
18. 33,547,035641,935412,699100.6
19. 33,746,305719,459430,77790
20. 34,861,247911,725473,13599.3

2020年3月期決算の数字が大幅に伸びていますが、これはZホールディングス(ヤフー)を第三者割当増資を引き受け子会社としたためです。通信事業が大幅に伸びたわけではありせんが、新セグメントのヤフーが加わり、売上は大幅に増加しました。

営業利益率も18%とかなり高い水準となっています。

ただ、KDDIとNTTドコモと比べた場合は少し低めです。

3大キャリアの営業利益率

  • KDDI:19.6%
  • NTTドコモ:19.3%
  • ソフトバンク:18.8%

少し劣りますが、かなり高い水準ではありますね。

来期も増収増益予想とまだ成長を期待できそうです。

また、ZホールディングスとLINEの経営統合も行われる予定なので、事業領域の拡大も期待されます。

高配当だが配当性向も高め

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクはいずれも高配当銘柄としても人気があります。

ソフトバンクの2021年3月期の配当予想は86円で株価は2020年9月11日時点で1307.5円です。

配当利回りは6.6%です。

チャート画像

かなり利回りが高くなっていますね。ただ、配当性向もかなり高くなっており、2021年3月期の1株益予想は101.76円なので配当性向は約85%です。稼いだ利益のほとんどを配当に回している状態なので利益が増えない限りはこれ以上の大幅な増配は期待できなさそうですね。

ソフトバンクの事業内容

ソフトバンクは通信事業がメインの稼ぎ頭ですが、事業内容としては4セグメントに分かれます。

ソフトバンクの事業セグメント
  • コンシューマ事業
  • 法人事業
  • 流通事業
  • ヤフー事業

各セグメントの構成割合は以下のようになっています。

ソフトバンク セグメント構成

セグメントの内容について順番に解説していきます。

コンシューマ事業

コンシューマ事業は多くの人が知っているソフトバンクの携帯キャリア事業です。携帯端末の販売から移動体通信サービスを提供する事業です。

また、ソフトバンク光のようなブロードバンドサービスもこのセグメントに含まれます。

(単位:百万円)2019年2020年増減率
売上高2,680,4762,696,6870.60%
セグメント利益627,436647,2703.20%

ソフトバンクの一番稼いでいるセグメントです。やはり通信事業は強いですね。

法人事業

法人事業は法人向けの通信サービス提供のほか、データセンターサービス、クラウドサービスおよびAI、IoT、ロボット、セキュリティ、デジタルマーケティング等の幅広いサービスの提供を行っています。

(単位:百万円)2019年2020年増減率
売上高620,483638,8763.00%
セグメント利益76,34883,6079.50%

流通事業

流通事業は法人に対してはICT、クラウドサービス、IoTソリューション等に対応した商材の提供を行い、個人に対してはアクセサリーを含むモバイル・PC周辺機器、ソフトウエア、IoTプロダクト等の商材を提供しています。

あまり馴染みはありませんが、流通事業にもソフトバンクは取り組んでいるようです。

キャッシュレス決済システムの提供やコミュニケーションツール「Zoom」の代理店販売もこのセグメントです。

(単位:百万円)2019年2020年増減率
売上高417,297482,44115.60%
セグメント利益15,18217,16413.10%

ヤフー事業

ニュースや天気予報、検索エンジンなんかもあるヤフーはこのセグメントです。傘下の会社がまるまるセグメントになっています。

(単位:百万円)2019年2020年増減率
売上高954,4261,052,94210.30%
セグメント利益135,921152,27612.00%

通信事業以外も拡大中

ソフトバンクは携帯キャリアだけではなく、子会社に数多くの企業が存在します。

ヤフーを手掛けるZホールディングスやキャッシュレス決済のPayPayもソフトバンク傘下の会社です。通信事業が大きな稼ぎ頭の会社ですが、最近は携帯料金の値下げ圧力が総務省からもあり、通信事業の先行きがかなり不透明です。

そんな中で多くの事業展開を行うことでリスクヘッジにもなりますし、ソフトバンクという通信キャリアで得た顧客基盤を利用すれば新規事業の拡大も1から初めてもすぐに認知させることもできます。

通信キャリアで得たキャッシュと顧客基盤で新規事業をどんどん拡大させているので事業の広げ方としてはうまいと思います。

今後は子会社のZホールディングスとLINEの経営統合の話もあるので、さらに顧客基盤が強固なものになっていくと考えられます。

ビジネスの広がり方としては今後が気になりますね。

通信事業以外の伸びが今後の成長の鍵

ソフトバンクの中期目標として2022年度に売上高5.5兆円、営業利益1兆円というものがあります。

ソフトバンク 中期経営計画
出典:SoftBank 2021年3月期 第1四半期 決算説明会 プレゼンテーション資料

成長戦略としては安定した収益源である通人事業をベースにヤフー、LINEの成長と5Gやフィンテック事業、AIやRPAなどの新規ソリューション事業で達成するというように記載がありました。

特にPayPayを中心としたサービス展開を目指しているようなので、今後の業績はPayPayの広がりにかなり影響を受けそうです。

PayPayはソフトバンクの圧倒的な資金力で凄まじい消費者還元を行った結果、圧倒的なシェアを誇っています。今後、このシェアをどのように活かしていくが鍵になりそうです。

いずれにせよ、あと2年で約6000億円の売上増を目指しているので、なにかしらの大きな動きは今後もありそうですね。

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