【高配当株】配当利回りだけで選んでませんか?正しい高配当株の選び方

正しい高配当株の選び方 投資の知識

最近はSNSなどで配当金について語る人も増えてきました。

配当利回りが高い株をひたすらに買い集めて配当金だけで生活できるようになった人も本も出版されたりしています。

投資に対して興味を持つ人も多いのではないでしょうか。

そんな高配当株ですが、買い方を間違えたりすると予想外の損を出すこともあります。そんな不幸を避けるために、高配当株の選び方について解説していきます。

人はなぜ高配当株を買うのか

人はなぜ高配当株を買うのか。

……不労所得がほしいからですよね。

高配当株を買ってほったらかしておけば毎年企業から配当金という不労所得がもらえます。

高配当株はその配当金という不労所得が多くなったもので、投資額の5%くらいが分配されるような会社の株を高配当株といいます。

高配当株を買い集めてあわよくば配当金だけで生活していきたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

最近は高配当株などを買い集め、セミリタイヤやFIREしたという人の話もよく聞きます。

確かに配当金だけで生活できるようになれば仕事もしなくていいですし、経済的にはかなり豊かになれますよね。

高配当株を買う人はそうした豊かな生活を目指して投資を行っていると思います。

ただ、高配当株も選び方を間違えると豊かな道から遠のいてしまうこともあります。

夢のある高配当株をする上で、私が銘柄を選ぶときに気をつけていることを解説していこうと思います。参考程度にどうぞ。

高配当株の選び方

高配当株を買うときに何を基準に選んでいますか?

配当利回りが高い順にスクリーニングをかけて上から順に選んでいくという方法もあるかもしれませんが、配当利回だけを意識して買うと想定外の損をすることもあるので気をつけてください。

高配当株を選ぶときの私の最低条件は以下の3つです。

高配当株の選び方
  • 業績が向上しているか横ばい
  • 配当性向が高すぎない
  • 増配傾向である

順番に見ていきます。

業績が向上しているか横ばい

まず、高配当株投資と言っても個別株投資です。

私は高配当株を選ぶときに業績は必ず見るようにしています。高配当株投資といっても個別株投資なので業績が悪いと株価がどんどん下がって含み損がすごいことになってしまう可能性もあります。

また、配当金は会社の利益から出されるので、業績が悪いと減配と株価暴落のダブルパンチという悲惨のパターンもあるので注意が必要です。

業績といっても何を見るのか、ということが気になると思います。最低限見るべきは

  • 売上高
  • 経常利益

の2つです。

売上高は企業の稼ぐ力を表す指標です。売上高が減っているような場合は今後、業績が悪化していく可能性を考えたほうがいいです。

1年間だけの比較だと一過性の業績悪化の可能性もあるので、過去5年くらいの業績を比較して、どれだけ売上が変化しているか確認するのがいいかと思います。

5年前から着実に売上が伸びていて、高配当とかだと最高ですね。申し分なしです。

反対に5年前から売上が減少していて配当金が増えている、なんて場合は長期的に見て減配の懸念があるのであまりおすすめはしません。

例えば、キヤノン(7751)は2020年6月時点では配当利回りが7%を超えるときもあり、高配当株として人気でした。しかし、2020年7月28日に発表した決算で中間配当を80円から40円に減配、期末配当は80円から未定としました。

キャノンの過去4年間の業績はこのようになっています。

 年度   売上高  営業利益  純利益 1株益(円) 1株配(円)
16.123,401,487228,866150,650138150
17.124,080,015331,479241,923222.9160
18.123,951,937342,952252,755234.1160
19.123,593,299174,667125,105116.9160

売上も利益も下がっていますね。結果、減配ということになってしまいました。高配当株は基本的に長期投資になるので、売上が減っている場合はいずれは減配もあり得ると考えておいたほうがいいでしょう。

ちなみに、減配を発表したキヤノンの株価は10%以上の暴落となりました。

また、経常利益は配当金の原資になります。

経常利益が多いと配当を出す余裕がでるので、増配する可能性も上がります。逆に売上が多くても利益で残る額が少ないと配当も出しづらいので、そのあたりの見極めも大切ですね。

配当性向が高すぎない

配当性向が高いと少しの業績悪化で減配の可能性が出てくるので注意が必要です。

配当性向とは、利益の何%を配当として出すかの指標で、例えば1株利益であるEPSが100円の企業が1株50円の配当を出すと配当性向は50%です。

この割合が高くなるほど利益に対しする配当金の割合が増えます。配当性向が90%のような企業だと、利益が少し減るだけで配当性向が100%に近づきます。

100%になるとすべての利益を配当金に出すことになりますね。かなり異常な状態だと思います。そんな状態はいずれ続かなくなるので減配に繋がります。

配当性向というのは気にしたほうが良いポイントです。

配当性向が30~40%くらいならまだまだ余裕があるので投資しても問題ないかと思います。

ちなみに、みんな大好きJT(日本たばこ産業)の2020年12月期の業績予想ではEPSが161.21円に対し、配当予想は154円です。

配当性向は驚愕の95%となります。

JTの未来を信じるかはあなた次第です。

増配傾向である

単純に増配傾向の会社はいいですね。

連続増配企業や累進配当を方針に掲げている企業は株主還元に積極的なので投資先としては有望です。過去に減配をしたことがない企業は今後も配当を積極的に出していくことが考えられるので投資先として考える条件になりますね。

ちなみに、日本で連続増配記録が一番長いのは花王です。30年連続増配という驚異的な記録を持っており、今後も増配に期待がかかります。

ただ、こういった連続増配企業は業績がいいので普通に株価が高いです。利回りもそんなに高くないので買うタイミングが難しいところですね。

高配当株を買うタイミング

高配当株は配当利回りが高い株を買うことで多くのインカムゲインを目指す投資法です。

なので株価によっては利回りも大きく変わります。

ではいつ買えばいいのか。タイミングとしては指数が暴落しているときが買い場です。

指数というのは日経平均やTOPIXといった多くの銘柄で構成されるもので、市況全体の動きを表しています。この指数ですが、年に数回暴落することがあります。

日経平均が前日比で-1000円とかになるとニュースにもなったりしますが、そういったときに買うと長期的に見てリターンが高いですね。

指数が暴落すると多くの銘柄が特に理由もなくつられて値下がりするので株価に歪みが出ます。そうった歪みが出たときに買うのがベストです。これは高配当株以外でも当てはまりますが、指数の暴落の多くは買い場です。

頻繁にあることではないので買うまでは指数を毎日観察しないといけませんが、そういった小さな努力で長期的なリターンに差が出るので指数だけでも毎日見ておくことをおすすめします。

ちなみに、買おうとしている高配当銘柄が決算などで悪材料を出したときは見送ることをおすすめします。個別株の暴落はどうしようもなく下落したりそのうち減配したりすることもあるので。

長期的に元本を回収し不労所得を目指そう

高配当株は数十年先を見据えて長期的に利益を得る投資方法です。

利回り5%の株を買うと税金を計算しない場合は20年で元本を回収できます。高配当株はそういった先を見据えた投資方法なので、しっかりと良い銘柄を見極め、いいタイミングで買うことが大切です。

最初はうまく行かないかもしれませんが、時間をかけて少しずつ慣らしていきましょう。

高配当株を買い集めて不労所得をゲットしたいですね!

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