エニグモの分析。ECサイトの「BUYMA」を手掛ける世界展開のプラットフォーマー

エニグモの分析 日本株

エニグモ【3665】の分析をしていこうと思います。

  • ブランドを取り扱うECサイト運営
  • 売上は右肩上がり
  • 世界中から店舗が参加している

となかなかおもしろい会社なんじゃないかと思います。そんなエニグモの分析と今後を考えてみようと思います。

エニグモの事業内容

エニグモの事業内容は「ソーシャルコマース事業」の単一セグメントです。

ソーシャルコマース事業は「BUYMA」というECサイトのことで、個人、法人の出品者がBUYMAに商品を出品し、会員が登録された商品を購入するという、よくあるECサイトです。

取り扱っているのはアパレルとブランド関係が中心になります。

ただ、それだと普通の通販サイトと同じになってしまいますが、BUYMAの場合は出品者が注文後に在庫を準備してもよい、というルールがあります。

要は無在庫販売ですね。出品者は在庫を抱えるリスクがありません。そのため出品者の数も年々増えているようです。

主に海外ブランドの取り扱いが多く、個人や法人の出品者は海外の価格と日本の価格の差額で設けられるような仕組みになっているようです。

要は出品者は海外との仲介役になってくれるということですね。そのため無在庫でも成り立っているようです。

BUYMAのビジネスモデル
出典:エニグモ 2020年09月 2021年1月期 第2四半期決算短信

また、楽天やAmazonのような何でも売っているECサイトではなく、基本的に数万円以上する価格帯のものが中心になっています。ブランド物が中心になるというのも多くのECサイトとは異なりますね。

世界のブランドを扱うECサイトのプラットフォーマーがエニグモの事業内容です。

エニグモの業績

エニグモの直近の業績は以下のとおりです。

単位:百万円

年度売上高営業利益純利益1株益(円)
連16. 12,858219-180-8.48
連17. 14,1471,7681,14327.5
連18. 14,4921,57481619.6
単19. 15,2832,1431,53636.9
単20. 16,0972,6921,86044.7
エニグモ 業績推移

16年度は一時的に赤字となっていますが、広告などの投資や一部特損が発生したことが原因のようで、以降は黒字が続いています。営業利益も右肩上がりで好調が伺えますね。

BUYMAの状況も決算資料によるとかなり良さそうです。

出典:エニグモ 2020年09月 2021年1月期 第2四半期決算短信

BUYMAは手数料ビジネスなので、取扱金額や件数が多くなるほど儲かる仕組みになりますが、どちらも右肩上がりです。また、アクティブユーザも右肩上がりなので、まだ業績の好調は続きそうです。

2021年1月期2Qは持ち直す

BUYMA事業ですが、2021年1月期の1Qはコロナの影響でロックダウンや海外との物流が滞るなどでかなり落ち込みましたが、物流の回復などもあり2Qには前期並みに持ち直しました。

単位:百万円売上高前期比(%)営業利益前期比(%)
2021年1月期第1四半期1,343△ 2.0476△ 21.1
2021年1月期第2四半期2,96410.01,127△ 0.5

1Qは-21%だったのに2Qは前期比-0.5%と驚異的な回復を見せています。6月7月は急回復したことが理由だそうです。

このままいくと3Qはかなり+で着地出来るのではないでしょうか。2Q単体で見た場合はYonYで総取扱高が前期比123%の伸びだそうです。かなり伸びていますね。

同様の状況が続けば3Qは+20%くらいの伸びも期待できそうです。

ただ、2020年10月20日現在、エニグモ業績予想を未だに非開示です。正確に予想することが困難な為としていますが、開示されるまではどのような予想になるのかわからないので楽観は出来ません。

今後の事業拡大展望

エニグモはM&Aも行っていく姿勢を持っています。

テーマは「Specialty Marketplace」で特化型マーケットプレイスを作り上げています。

Specialty Marketplace

ある特化したカテゴリにおいて、法人個人の枠を壊して多様な専門性を発揮できるプラットフォームを構築し売り手買い手それぞれにこれまでなかった特別な体験を創出する市場。

エニグモ 2020年09月 2021年1月期 第2四半期決算短信

とのことで、価値あるものを取り扱っている企業をM&Aの対象としていくようです。

決算資料を見る限り、今後はアパレルやブランドだけではなく、ワインや家具といった分野の取り扱いも始めていくようです。

ワインに関しては2020年4月にワインの輸入販売を手掛ける株式会社リエゾンへの出資を行い、BUYMAで6月よりワインの取り扱いを開始しています。

ワインはピンきりですが、高めの価格帯を取り扱うBUYMAとしては取り扱っていてもおかしくはないものですね。

また、家具のサブスクリプション会社である株式会社subsclifeへの出資も行っているようです。

こちらはCtoCではなくBtoBで法人向けの家具のサブスクリプションを行っている企業のようです。新たなカテゴリとしてBtoBの分野にも攻めていき、いずれはBUYMAの家具分野とのシナジー効果を狙っていきたいとのことです。

家具のサブスクリプションがどのように活きていくるのかはこれからを見てみないと判断できないですね。

ただ、M&Aによる事業拡大や取り扱い商品の増加により売上や会員数の増加は今後も期待できそうです。

将来性には期待

エニグモはまだまだ伸びには期待できそうです。

2020年現在、7年連続増収と売上は右肩上がりです。また、今後ECへの流れは続いていくことが予想されます。エニグモにはまだまだ追い風の環境ではないでしょうか。

2020年10月20日現在、エニグモの時価総額は約700億円でPERは約30倍とまだまだ小型ですし、株価の伸びも期待できそうですね。

チャート画像

将来性に期待したいところです。

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